2002年1月ぐらいに書いたヤツ


ダンディー度:

トロピカル・ダンディー / 細野晴臣('75/06)
'70年代中頃から細野御大は自身がチャンキー・ミュージックと名づけるエキゾチック・サウンドを作り込んで行くんだけど、 この時期に作られた3枚のアルバムは後にトロピカル三部作と呼ばれ、邦楽史上でも異彩を放つ作品群となってる。 トロピカル時期に作られた楽曲はどれも物凄く良く、 細野の音楽キャリアの中でも一番好きな曲が多い。いつの時代に聞いても色褪せない。一生ものやね!! これはトロピカル三部作の1枚目。カリブ、香港、北京、横浜を旅して行く夢見心地なサウンドが転回して行きます。 見よ!この暑苦しいジャケ!!インチキ臭いダンディズム溢れるブロンソン髭(©みうらじゅん)にニヤリ。 ジャケ裏には奥さんと娘さんとの3ショット写真が載ってる。う〜ん、ダンディー。 ('02/1月某日)



この世とオサラバ度:

泰安洋行 / 細野晴臣('76/07)
トロピカル三部作の2枚目。いよいよインチキ臭さ(失礼!!)に磨きがかかってくる!! このアルバムは色んな音楽関係者から好きなアルバムの一枚に上げられてて、 海外のミュージシャンからも高い評価を受けてる(らしい)傑作。近年益々評価が高まる一方じゃなかろうかと。 これに影響を受けたミュージシャンはいっぱいいるだろうけど、 残念なことにそのサウンドを受け継いで追求して曲作ってるミュージシャンがいない事。 アルバムで一番好きなの曲は「Sayonara」。エキゾチック音楽の大家マーティン・デニーのカバー曲(たぶん)。 この世からサヨナラしてあの世を通り過ぎ南国にたどり着く感じ。 こんなのにやられたら滅多な音楽じゃアドレナリン放出できません。良い子は用心して聴くべし。 ('02/1月某日)



モア・ベター度:

はらいそ / 細野晴臣&イエロー・マジック・バンド('78/04)
トロピカル三部作の3枚目。前作に比べ開放感と浮遊感は薄まってきて地に足が着いてきたって感じかな。 その代わり、のん気でユーモア溢れる曲が心地よい。 注目は後にYMOのメンバーとなる高橋幸宏と坂本龍一が参加してることかなぁ。 そのせいでYMOの前夜祭的なアルバムと捉えられてるフシがあるのが残念。特にYMOファンの間では。 まぁ僕もYMOからトロピカル三部作へとルーツ巡りをしに行ったんだけども。おかげでYMOより愉快な音像世界を発見できたんです。 このアルバム以降、細野はシンセとコンピュータを使った曲作りに邁進して行く。 細野のシワ枯れ低音ボイスの唄声が素敵!!トロピカルの集大成。 ('02/1月某日)



また聴きたくなる度:

Couples / Pizzicato Five('87/04)
Pizzicato Five の'87に出たアルバム。アルバム形式では1st。Voが佐々木麻美子。 個人的に佐々木Vo時代のPizzicatoが好き。佐々木の声量の無い歌声が物憂げで繊細な雰囲気を出してる。 一番好きな曲は「アパートの鍵」。高波敬太郎作曲の物悲しい雰囲気あふれる名曲です。 ジャケ裏ににバカラックぽいシンコペーションがどうのこうのと英語で書いてあって、 バカラックといえばポップスの大作曲家やん。バカラック風曲調に則って曲を書きましたと訴えてるのか!?(知らんけど)。 こ洒落た社会人だもんね僕等的小西康陽の詞にメンバーのジャケ写が思いっきり気取ってて、今見ると 気恥ずかしさ倍増だけど、流麗なメロディーの上質なポップスで好きなものはしょうがない!! このアルバムを残して佐々木は脱退し映画音楽プロデュース業へ。惜し過ぎ。また唄って欲しい。 Pizzicatoのデビューが細野晴臣プロデュースだったのでデビュー当時から注目してた。 当時はテクノっぽい曲調でこれはこれでまたよいんだけど。 その後紆余曲折を経てメデタク野宮真貴加入で大ブレーク。 野宮時代のPizzicatoはキャッチーでグルービーつってそれはそれでまたよいんだけど。 その後紆余曲折を経て'01春メデタク解散。合唱。 解散後発売されたベスト盤「Singles」がCouplesのジャケデザインをまんまパクってる。きっとCouplesへのリスペクトやね。 ('02/1月某日)

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